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外陰部形成不全
症例
軟部外科
外陰部形成不全とは
陰部低形成とも言われ、外陰部が発育段階でうまく形成できず、皮膚に埋もれた状態になったりと正常な形を保てずに発育してしまった状態です。
症状
外陰部が皮膚のしわの奥に隠れてしまうと、周囲の皮膚炎を起こしやすくなります。
さらに問題になるのが尿失禁と膀胱炎です。いずれの症状も、その形態が問題であり陰部が清潔に保てないことに起因しています。
外陰部の形態から、排尿をしても尿が外に出切らずに膣内にたまってしまい(尿膣症)、その結果,細菌感染を起こして膀胱炎を繰り返しやすくなります。
治療
根本的な解決策としては形成外科です。
薬での管理は2次的に併発した、皮膚炎や膀胱炎にはある程度の効果を期待出来ますが根本の解決にはなり得ません。手術で膀胱の感染症に罹患した犬の84~100%が改善するというデータもあります。
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